ACアダプタの種類

Easy-Buyが(株)シーティーエスの希望により評価用サンプルを販売をするPower-Win Technology社のACアダプタはお客様ごとのご希望の出力ケーブルや出力コネクタによりご用意いたします。この結果ACアダプタの種類は非常に多くなり、通常は在庫販売ができません。

イージーバイでは評価用サンプルの意味合いから限定したモデルを販売しています。これらはごく一部であって、実際には更にたくさんのモデルがあり、M.O.Q.(MinimumOrderQuantity)以上の数量でご発注いただけば、お客様のご希望による出力ケーブルやコネクタをご指定いただくことが可能です。

お客様ではそのモデル以外、或いはコネクタの種類を変えたモデルなどをお求めになる必要があるACアダプタは製造ラインで既にご説明させていただいてきた通りラインの製造能力は高く、通常は1,000台単位でラインを流します。これが本来のM.O.Q.(MinimumOrderQuantity)が1000台です。

国内代理店である株式会社シーティーエス各種の聞きたくさんの方々からACアダプタのご注文をいただいています。これはイージーバイのACアダプタが皆様から高い評価を頂いている証拠でしょう。ところが、ごく稀にお求め頂いたACアダプタで装置が動作しないとのご連絡があります。また、どのACアダプタを購入したらよいか分からないというご質問があります。そこで、イージーバイのACアダプタをご購入になるのに最低限ご理解いただくべき要素を初めにご説明いたします。
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最初にお願いがあります

・・・・安易な間違いによる、お求めになられたACアダプタは交換・返品のご要求はお請けできません

イージーバイは交換や返品による戻ってきたACアダプタをそのまま他のお客さまに売り回しすることはしていません。一度出荷したACアダプタがどのように扱われたかは私どもでは分からないからです。
ご購入に際しては、ご自身が必要とされているACアダプタの諸元を必ずご自身の責任でご確認ください。

蛇足ですが、頻繁に買いなおさないために、ACアダプタの経年劣化と品質についてご説明します

・・・・ご存知ですか、ACアダプタの品質は寿命に現れます・・

ACアダプタには複数の経年劣化部品が使われています
経年劣化部品とは使用時間に従って性能が落ちてゆく部品で、いずれ機能しなくなります。この経年劣化部品はメーカの技術レベルによって大きな差があり、価格も大きく異なります。簡単に言えば、低価格製品にはそれなりの経年劣化部品が使用されているわけです。でも、新品の時は皆同じように良好に動作しますので、見抜きにくいのですが、寿命は大幅に異なります。ACアダプタの場合、低グレイド品は普通低価格ですが、そのような製品は1年以内に動作しなくなることもあるでしょう。
ACアダプタはコンセントに差し込まれれば内部はずっと通電されていますからから、劣化は時間とともに進みます、安全性の面でも要注意です。このことをまずご理解いただきたく思います。
イージーバイのPower-Win Technology社製ACアダプタが定評あるのは耐経年劣化を十分考慮して製造されているためでしょう。また、製造、品質の管理を行き届かせる必要から、ごく一部部品の下加工を除いて全ての組み立て、検査、エージングを台湾の自社工場で行っています。工場写真をご覧になりたい方は(株)シーティーエスのホームページをご覧ください。

本ご参考はご自身で納得いただける適切なACアダプタを上手にお選びいただけるよう書かせていただきました。それでも分からない事柄のご質問は、私どもに分かる範囲であれば喜んでお答えさせていただきます。

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ACアダプタ選定のための諸元について

・・難しくはありません、本体と、出力コネクタの確認とが必要です

本体の諸元
【電圧】普通、これからお求めになるACアダプタの電圧は元々使用していたACアダプタの電圧と同じものでなければなりません。その電圧は元々使用していたACアダプタの製品ラベルに記載されているはずです。例えば、6Vとか、12Vのような表示があるはずです。
【電流】皆さんが悩むのは電流でしょう。電流も元々使用していたACアダプタの製品ラベルに記載されているはずです。1Aとは2.5Aのような表示が電流諸元です。(中には電流値の代わりに電力値を表示しているものもあります。5Wとかのような表示ですが、この場合は電力値を電圧値で割り算をした答が電流諸元です。例えば5Vで6Wなら、6÷5=1.2で、1.2A という電流地になります。)
お求めになるPWシリーズのACアダプタの電流値は元々使用していたACアダプタの電流値と必ずしも同じである必要はありませんが、同じ電流値か、それより大き目のモデルを選んでください。

出力コネクタの確認
【形状】多くのACアダプタにはDCプラグが使用されています。普通のDCプラグは1Aか2A、多くても3A程度までの電流しか流せません。イージーバイのACアダプタは更に大きな電流のものが多く、それらにはPower-DINコネクタが使用されています。その他、DINコネクタやMini-DINも少数ですがあります。各モデルの型番にはDCプラグならOC-01またはOC-01F、Power-DINならOC-34またはOC-34Bのようにコネクタの区別が含まれ、各モデルの詳細説明のページ左にひょ字されたコネクタ名をクリックするとコネクタの形状が明示されていますのでご確認ください。
イージーバイのDCプラグはセンター電極がフォーク(音叉)形状に作られていますが、外形が5.5mm径のプラグのセンター電極は2.1mmと2.5mm径があり、判断し難く、厳密には両者は異なりますが、非フォークタイプでは差し込むこともはできます。
【ピン接続=極性】DCプラグの場合には、センター電極にプラス電圧が接続されているかマイナス電圧が接続されているかの区別があります。Power-DINのような複数ピンのコネクタではプラス電圧やマイナス電圧がどのピンに接続されているかの区別があります。これらが異なれば、電圧値や電流値が正しく選ばれてもACアダプタを使用することはできません。
「購入したACアダプタを接続したが装置が動かない」と言われるお客様の場合、多くはこの接続を気にせずにお求めになっています。極性が異なれば装置を壊してしまうこともありますので、この点十分にご注意ください。
ピン接続は製品ラベルにも記載がないことが少なくありませんので不明な場合は装置の取扱説明書を調べたり、同じ装置をお使いの方に教えていただくなどしてご確認ください。

ここまでは、ACアダプタをお求めになるとき最低限確認して頂く必要がある要点をまとめました。以下に上記と重複する記載もありますが、更に少し説明をさせていただきます。ご参考になれば幸いです。

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Power-DIN と DCジャック

【一般的な容量】DCプラグ・ジャックはプラグ側はACアダプタメーカが、またジャック側は装置メーカさんが用意します。このため、他のコネクタと異なり、オス・メスを組にした電流定格が明確ではありません。その値は2Aから3A程度が一般的と思われているようです。(Power-DINはピンあたり7.5A流せます。)
【3Aまでの理由】実際には5~6Aでお使いになるACアダプタをDCプラグでOEM注文なさるメーカさんもなくはありませんが、現時点では定格が3Aを超える場合(或いはディレーティング後の電流値が3Aを超える場合は)、Power-DINコネクタのご利用をご案内しています。
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DCプラグのいろいろ

【形状仕様】DCプラグの形状は1種類ではなく、寸法も様々です。大きく分けると、DCジャック側にセンターピンがあってDCプラグ側にはセンターピンがないものと、DCプラグ側にセンターピンがあり、DCジャック側にはセンターピンがないものです。更に、センターピンの直径、プラグ外筒部の直径と長さなどは様々なものがあります。
【一般的なDCプラグ】一般的に使用されているものは、DCジャック側にセンターピンがあるタイプで、プラグ側にはピンがありません。外筒径は小電流用の3.5mmのものと、一般的な5.5mmのものが普及し、その長さは概ね10mm程度(9.5mm--12mm)です。電気的にはセンターピンが+極なのか-極なのかで、前者をセンタープラスと呼び、後者をセンターマイナスと呼んでいます。
【極性】市販されているACアダプタは、ほとんどがセンタープラスです。しかし、ごく少数ですが、センターマイナスのACアダプタが添付されている装置もなくありません。センターマイナスの装置にセンタープラスのACアダプタを差し込んでも動作することはありませんし、逆電圧保護機能がなければ、装置は壊れてしまいます。保護があって装置が壊れなくても、装置は当然動作しません。
【フォークタイプ】上記の一般的なDCプラグの1種です。DCプラグのセンター電極が筒状でなく、フォーク(音叉)状の電極のタイプです。このプラグはフォーク部が弾性を備えていますので、DCジャックのセンターピンを人差し指と親指で掴むように、少なくとも2点で確実に捕捉します。また、弾性により多少のセンターピンの寸法違いがあってもカバーしてくれます。これに反し、非フォークタイプはDCプラグのセンター電極が筒状で、一見、面接触でDCジャックのセンターピンに良好な接触を得るように見えますが、実際は使用中には点状の部分接触になり、接触不良が起き易くなりますし、ピン寸法が異なればプラグをジャックにうまく挿し込めません。イージーバイのACアダプタ型名でOC01Fがありますが、最後のFがフォーク型を表しています。
【量産時はご指定可能】一定数量でご注文になられる場合、出力プラグの形状・寸法、出力コードの長さはご指定いただけます。一定数量は基本的に100台または1000台ですが、それ以下もご相談はお請けいたします。勿論それ以上もです。
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ACアダプタを換えたら装置が動作しない・・場合は

【互換性の問題】既に説明したとおり、通常は今まで使用していたACアダプタと出力極性と電圧が同じで、電流容量がより大きければ問題なく使えます。但し、電圧を受け取る装置の中には、ある条件で初期リセットがうまく掛からないものがあります。この問題が起きることは極めて稀で、実は装置不動作の正体は逆極性だったというお粗末がほとんどですが、それでも中に、装置の初期化パルスの生成方法に問題があることがあります。このような場合は、極性間違いがなければ、装置のメーカさんにご相談されるようお勧めいたします。(ACアダプタは回路をいじれませんので、場合によってはACアダプタと共に、装置メーカさんに当該の装置を送って対応いただく必要があります(勿論、極性間違いは論外です)。
【互換性の問題の回避の可能性】装置の初期リセットがうまく掛からない不具合の場合、ACアダプタを先に電源コンセントに挿し込んでおき、その後DCプラグを装置に差し込めば、その装置が動作することが確認できるかもしれません。この場合、それでお使いになることも良いかもしれませんし、上記の装置メーカさんへの参考情報としてレポートいただくのも良いと思います。
【ついでに・・容量が大きすぎると困ること】通常の使用状態では問題は生じませんが、ACアダプタには過電流保護とか短絡保護回路が組み込まれています。万が一、装置内で回路異常が生じて電流が増えた場合、大きな容量のACアダプタではその電流を過電流として判定せず、そのまま電流が流れることがあります。つまり、ACアダプタの保護回路が動作しません。この意味から言えば、無闇に大きな容量のACアダプタを使用することは全く問題がないとはいえません。但し、このお話は負荷に過電流が流れたときの問題です。
【更についでに・・過電流保護の復帰】低価格のACアダプタの中には過電流保護回路がないものがあります。このタイプは、場合によっては危険です。保護と称して、過電流時にはACアダプタの局部的な部品が壊れるのを期待した非復帰型の保護を行なうACアダプタも少容量の超低価格物にはあるようです。
イージーバイでお取扱いのACアダプタは上記のようでなく、出力電流を回路で監視し、過電流発生時にはACアダプタの出力を遮断し、ACアダプタや接続された装置の破損を防ぐ設計がされています。過電流が検出された場合、その原因をまず取り除いてください。その後、入力電源を入れなおせばACアダプタは正常に復帰します。
【まさか!・・極性が逆】電圧値が同じでも、当然、装置は動作しません。
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電流容量が十分かどうか分からない・・

【先ず実測】メーカの方々の場合は無関係なお話かもしれません。しかし、ご質問の中にはかなり同じようなご質問やご相談があります。専門的な設備を大量にご購入になって、そのACアダプタが2ヶ月もすると壊れはじめる・・とか、何度買いなおしても1年もすると装置の動作が不安定になる・・という類のお話です(幸い、私どものACアダプタではありませんが・・)。このような問題の原因は2つのことが絡んでいる可能性があります。一つは、ACアダプタの容量が不足している。もう一つは、ACアダプタの部品の質の問題です。これらは大量に売られているから問題あるないということではありません。このような場合、先ずどのような電流が負荷に流れるのか把握することが一番です。このようなご相談のとき思うのは、負荷電流が分からなくていろいろ試しても、解決はしないということです。
【電流不足】ACアダプタは簡単に利用できるため、安易な選択は一般利用者のみでなく、プロにも結構あります。特に、海外のメーカさんの中には上述のディレーティングを全く考慮していない(知らないのではないか?)使い方をしているものがあります。装置によっては一時的にかなり大きな電流を必要とするものもあります。モータ系の負荷が接続されている場合に初期駆動電流は定常状態より大きいのが普通です。その大きさはメカによって異なります。したがって、通常○○ワットの装置に○○ワットのACアダプタではうまくモータが回らないような問題が生じます。もし、そんな悩みをお持ちなら、2倍程度のACアダプタにしてみるとよろしいと思いますが、先ず、電流の実測をお勧めします。
【経年劣化部品】発熱が大きい使い方をしている場合、ACアダプタの内部の経年劣化部品の劣化は着実にかなり速く進みます。例えば、あまり高級でないメーカの部品や、メーカは良くても用途違いの部品を選定して作られたACアダプタで、その部品が規定の使用温度範囲ギリギリで動作したとしますと、回路によって、その部品は概ね1年ほどで特性のある要素が2割落ちます。そうなると、その後加速的に劣化が進みます。これを避けるには、良い部品を使ったACアダプタを選ぶ必要がありますが、外から判断はできません。また、ACアダプタは価格競争が激しいため、とかく値段だけで選んでしまいがちです、そのような場合、使用部品は推して知るべしの状況かと推測します。
【入力電圧】劣化の加速の面で多くは無いように思いますが・・、日本のAC電圧は100Vですが、この電圧は他の国々の電圧より低いですね。要するに下限近くの電圧です。それでも、負荷電流が少なければ十分動作できます。しかし、スイッチング式ACアダプタは定電圧性能が高いので、電圧が低い分、回路は更に頑張って正規の電圧を出力し、正規の電流を出力しようとします。しかし、その電圧や電流を作る内部回路では入力電圧が下がった分を入力電流を増やして補い頑張ろうとします。電流が増えることは発熱が増えることになります。したがって、ギリギリで使えば益々厳しい動作条件になり、部品のグレイドが低ければACアダプタは劣化が速くなると言えるかもしれません。
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サンプル評価後の御社製品用の一定量以上のご注文は・・

EMDとCTSは別会社です・・イージーバイは(有)イーエムディーが運営するオンラインショップ。
(株)CTSのショップではありません。
【サンプルはEMD(イージーバイ)】もともと、イージーバイのACアダプタは企業様の製品に添付されるACアダプタのご採用前の評価(有償)サンプルを口座開設などの面倒を省略して容易に即時お求め頂くためにご用意したもので、現在でもそのためにご用意しているのが本音です。一定量でご注文いただくACアダプタは、ご注文後の通常納期が8週~10週程度かかります。CTS社では評価用サンプルを極力短納期でご用意しているそうですが、それでも、10日とか2週間とかがかかります。また、海外運賃のご負担も問題です。更に、サンプルはサンプル専門の製造部門で手組みしますので、その後の量産のご注文が無ければお請けできない仕組みです。そこで、弊社(有限会社イーエムディー)が(株)シーティーエスの依頼により、ある範囲のモデルを在庫し、即時の評価サンプルのご希望に対応しています。
【量産はCTS】評価の結果、実際に数量をご注文頂く場合、イージーバイでもお請けいたしますが、量産時数量の圧縮などはイージーバイでは即答いたしかねます、(株)シーティーエスにご相談になられても結構です。
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